子:新しいゲーム買って〜。
父:お小遣いで買うルールでしょ?
子:友達みんな持ってるんだよ〜。
父:しゃーないなぁ。いくら足りないの?
子:2,000円。。
父:わかったよ。今回だけだぞ
子:パパは優しいなぁ。
こんな会話はどこのお家でも一回は繰り広げられたりするんじゃないでしょうか。一見、微笑ましい会話に聞こえますよね。
けど、これは「困ったことがあったらキャッシングやローンに頼りなさい。」と教えているようなもの。
そう考えると、あまりいいやりとりではないのかもしれません。
子どもにとってのお小遣いはお金との付き合い方の練習期間。
今日は子どもへのお金との関わり方についていくつかお伝えします。
お金を悪いものだと教えない。
我が子の将来は2つあります。
お金に困る人生と、お金のある人生。
お金に困ってる人は「あの人、あんなにお金持ってるなんて、悪いことしてるんだろうな。」や、「あんまりお金お金言ってて卑しいな。」と口にする人が多いです。
お金には良いも悪いもありません。
みなさんは「数字」を見て、悪いとか良いとか思いますか?
お金もそれと一緒です。
何かを買うときに対価として払うもの。
それ以上でもそれ以下でもありません。
日本の昔話などではお金持ち=悪者。
貧乏なおじいさんおばあさん=素敵な人として描かれたりすることからも分かるように、お金持ち=悪い。としがちです。
余談ですが、アメリカにいけば、大抵主人公はお金持ちである場合が多いです。
アイアンマンもバットマンも社長です。
要するに、お金持ち=悪者と結びつけるのは軽率だ。ということです。
我が子に対して、「お金」や「お金持ち」は悪いものと教えるのはやめたほうがいいと思います。
お小遣いの中でやりくりさせよう
大人になってからも、家計の大前提は「収入より少ない支出で生活する」です。支出<収入であれば、余分な分は貯蓄に回せます。
一方、収入<支出であれば、毎月足らない分をどこかで補填しなければいけません。
となると、どこかから借金をするか分割払いをするなり、利息払いに追われる生活が始まってしまいます。
子どものうちから、自分の懐の範囲内で生活する練習をしていきましょう。
習い事などの「自己投資」も本来であれば自分の家計で賄うものですが、子どものうちは、親が負担してあげることがいいと思います。
お小遣いは小学生から始めましょう。
教育学や心理学の世界では、子どもに何か新しいことを教えたいのなら、小学生の頃に教えるといい。とよく言われています。
なぜなら、小学生の時期は「まっさらな状態で親のアドバイスを受け止めてくれる時期だから」です。
変に教え込むのがいいと言うわけではありませんよ。
ただ、この時期は、初めてのことも多く、我流のクセや習慣といったものがありません。
中学生になると、徐々に自我も湧いてきて(これ自体はとてもいいこと)、親とのやりとりに恥じらいを感じたり、反抗したくなる気持ちも出てくるので、お金との付き合い方を教えるなら、小学生の時期がオススメです。
お金の話をタブーにしない
子どもは大人が想像しているよりもはるかに賢いです。
そして、普段何気なく大人がしている話をしっかりと聞いてきます。
ある日、突然、こちらがギョッとしちゃうようなお金の話を聞いてきたりもするでしょう。
例えば、「ウチってお金ないんでしょ?お小遣いなくてもいいよ。」とか言ってきたりもあると思います。
でも、そんな時ははぐらかさずに正直に話すのがいいと僕は思います。
子どもを子どもと見て関わるのではなく、1人の人間として関わってくれることが子どもにとって嬉しいのです。
以上、どうでしたでしょうか?
ウチの子にはまだお金の話は早いよぉ。というご家庭も多かったかな?と思います。
ウチの娘は0歳なので完全にまだまだですが、子どもたちは私たちが思ってる以上に賢いです。
子どもだから。と言わずにお家で、お金との向き合い方の話してあげてくださいね。
それでは、今日も子育て頑張っていきましょー!