「いい子に育ってほしい。」
どんな親でも子どもにこう願うでしょう。
言うことをちゃんと聞いて、他の人に優しくて、思いやりがあって、好き嫌いなくご飯を食べて、挨拶ができて…
でも、子どもたちはだいたいその通りには行動してくれません。
そして、親はイライラしてくる。
実はかなり多くのことが、我が子をいい子にするためになっておらず、むしろ、成長を止めてしまってることが多いことが最近の研究で分かりました。
なので、今日は、こだわらなくていいところにはこだわらない。
「テキトー」子育てを紹介します。
ヤル気を出させようとしない。
「ヤル気」とはすごいものです。
「ヤル気」を持った子ほどなんでも上達するのが早いです。
言われてみれば当たり前だよ!
しかし、ヤル気とはむずかしいもので、親から子へ。ヤル気を出させようとする行動は子どものヤル気を削ぐ行動なのです。
なので、「やらぬなら、やるまで待とうホトトギス」の精神で、子どもが自分からやるのを親はグッと待ちましょう。
挨拶しなさい。と言わない
「挨拶しなさい」と言っても、自分から挨拶する子にはなかなかなりません。
親は、子どもの友達に会ったとき挨拶するようにしましょう。
子どもは親の姿を見て学ぶものです。
挨拶しなさい。と言われ続けるより、自分の友達に挨拶してる姿を見るほうが自分で挨拶をするようになるのです。
一歳半まではしつけをしない。
子どもがやってはいけないことをちゃんと理解できるのは一歳半になってから。
ちなみにしつけは大きく分けると「道徳」と「きまり」があります。
道徳とは、人に意地悪をしない。
決まりとは、交通ルールや食事のマナーなど。
人の気持ちになって考えなさい。とは言わない
6歳の子どもの99%は他人の立場に立って考えることはできなかった。
何回言ったらわかるの?は禁句。
子どもは「親は常に正しく、完璧」と考えるようになるのです。
そんな親が、いつもニコニコしながら「いいねぇ〜!」と言ってくれるのと、「なんで何回も同じこと言わせるの?」と言われるの、どちらの子がポジティブな自己イメージを持てるでしょうか。
子どもは親から言われた通りのイメージを自分に投影します。
子どもが新しいことをできるようになるまでには10回くらい失敗して、やってできるようになるものです。
「大丈夫大丈夫。」と言って、微笑みながら我が子を見守ることが子どもにとって大切です。
うぬぼれていても、そっとしてあげて。
たまに自分はなんだってできるんだ〜!と思ってる子がいます。
子どもの時はそれで可愛いけれど、大人になってから大丈夫?と心配になるママやパパもいるかも。
でも、心配いりません。
自分を無敵!と感じてる子は色んなことにチャレンジし、それが不完全な結果でもそれを失敗と捉えない力があります。
この過程の中で、次第に自分の力というものを知ってきますが、その過程で、自信をつけていれば、自己肯定感が育ち、自分のことが好き!と言える人間に育っていくのです。
一方、大人になってから、自分の力を過大評価して特別扱いされたがる人は、幼児期にありのままを受け入れてもらえなかったことが原因だったのです。
どうでしたでしょうか。駆け足でしたが、意外とやりがちなことも多かったなぁ。と僕は感じました。
我が子にとって何がいいのか。決めつけるのではなく、常に自分の中で問い続けられるママやパパは、きっと我が子にとって最高のママパパだと思います。
これからも日々精進していきましょうね。
それでは、今日もこそだてがんばっていきましょー!