我が子の耳をふと見たときに、耳から何か体液が垂れてて、わたしたちを「ドキッ」とさせる中耳炎。
中耳炎の予防法や対処法を紹介します。
中耳炎とは!
中耳炎とは、耳の鼓膜の中にある「中耳」という部分が炎症をおこす病気です。
原因はウィルスや細菌です。
熱が出たり、中耳に溜まった膿が鼓膜を圧迫して耳が痛みます。
また、鼓膜が破れて耳だれが出たりします。
中耳炎の原因は?
耳の病気ということもあって、耳の穴に入った水などから引き起こされるイメージがあります。
え、耳から入ってくるんじゃないの!?
しかし、原因は耳からではなく、鼻や喉からやってくるのです。
鼻や喉に入ってきたウィルスが耳管という通路を通って耳に入ることで起こるのです。
そして、大人に比べて、赤ちゃんは耳管の長さが短いため、ウィルスが耳にまで届きやすいです。
なので、大人に比べて赤ちゃんは中耳炎になりやすいのです。
ある調査では、1歳までに、60%の子達が中耳炎にかかる。というデータもあります。
中耳炎の予防法
基本的な「かぜ予防」が中耳炎の予防法です笑
中耳炎の原因のところでも述べましたが、鼻や喉から原因がくるので、普段の風邪予防がそのまま中耳炎の予防につながります。
ただ、赤ちゃんは自分で鼻がかめないので、鼻水がでたら、こまめにパパやママが拭き取ってあげてください。
また、ミルクは寝かせたまま飲ませず、少し上体を起こして飲ませてあげてください。
寝かせたまま飲ませると、ミルクが耳管を通って、中耳炎につながります。
「ミルク性中耳炎」という言葉があるくらいよくあることなので、注意しましょう。
中耳炎になったら
中耳炎になったら、菌をやっつける為に抗菌薬を使うのが一般的です。
病院で薬を処方してもらい、5〜7日間ほど服用することになると思います。
薬を飲み始めると、割合早く症状が落ち着きますが、ここで注意点があります。
この原因菌は症状が落ち着いても、しぶとく生き残っていることが多いです。
薬をやめて、症状がぶり返したり、耐性のある菌が新たに誕生し、長引いたりすると余計に我が子がしんどい思いをします。
この薬はきちんと飲み切るようにしましょう。
それでも症状がひどい時は。
あまりにも膿が溜まって、耳が痛い時には、耳鼻科で鼓膜を切開して、膿を出すことになります。
小さなメスで鼓膜に少しだけ穴を開け対処します。
膿を出せば、痛みが消えて楽になり、治りも早いです。
鼓膜は数日で再生し、その後の耳の聞こえ方にも影響はありません。
ですが、我が子の耳にメスを入れるのは親としてはちょっと怖いですよね。
なので、出来るだけ、予防に努めましょうね。
それでは、今日もお互い子育て頑張っていきましょー!