我が子が、熱を出して、しんどそうに寝込む姿を見て、辛い思いをする。
ママやパパになったら、誰しも経験したことがあることだと思います。
そんな時、病院に行って、先生に「なんでもいいので効く薬を出してください。」とお願いしていたりしませんか?
実は、薬の中でもわりと馴染みのある抗生物質(抗生剤)。
有効な時と逆効果な時があったのです。
今日は、そんな抗生物質のお話です。
みんな、聞いたことはある抗生物質
感染症の治療には欠かせない抗生物質(抗菌薬)。
最近は抗生物質が効かない「薬剤耐性菌」が増えていて問題になっていたりします。
抗生物質とは、細菌を殺したり、細菌の増加を抑える薬のことを指します。
実はこの薬、ウイルスには効きません。
ウイルスと細菌の違い
細菌とウイルスは混同されがちだが、実は全くの別物です。
細菌は生物ですが、ウイルスは生物ではありません。
ウイルスは生物と違って単純な構造を持っています。それだけに弱点がすくないのです。
弱点が少ない分、人体の他の部分に影響与えず、ウイルスだけを攻撃するのは難しいのです。
そして、カゼの9割以上は、ウィルスが原因でひき起こされているものです。。
なので、抗生物質は効きません。
抗生物質のデメリット
私たちは細菌もウイルスもごっちゃになっているため、カゼの時は病院に行って薬(抗生物質)を求めたりします。が、抗生物質の効かないウイルス性の症状の時、抗生物質をもらうのは逆効果です。
抗生物質は、私たちの口内や腸にいる良い細菌(乳酸菌など)にも影響を与え、バランスを崩します。
悪い細菌だけじゃなくて、いい菌も殺しちゃうってわけね〜
また、抗生物質で死滅した菌があれば、抗生物質が効かない菌というのも存在していて、抗生物質は使えば使うほど、身体の中に抗生物質の効かない菌が増えるというわけです。
抗生物質の効かない菌の割合が増えてきちゃうってわけだ
ですので、我が子たちがカゼでしんどい姿は見てられないし、なにかアクションをしたくなるのですが、病院を受診した時に、無理に抗生物質を求めることはひかえましょう。
栄養のつく食事と、十分な睡眠、必要とあれば、熱冷ましを使うというやり方がいいです。
それでは、今日もお互い子育てがんばっていきましょー!