無理のない「断乳」のすすめ
お乳が痛くて負担が大きかったり、薬を服用しないといけなくなったり、職場復帰の関係でお乳をやめざるを得ないママさんは結構いると思います。
我が子にお乳を飲ませてあげたいけどやめないといけない。そんなママさんたちに今日は親子にとって、無理のない「断乳」をお伝えしたいと思います。
まずは前提をチェック!
「断乳」するといっても、我が子がお乳がなくても大丈夫な状況なのかをはじめに知りましょう。
- ・離乳食は1日3回しっかり食べられる。
- ・お乳やミルク以外で水分補給ができる。
- ・授乳以外のスキンシップで親子の愛着関係が築けている。
この三つができているかをまずは確認しましょう。
食べ物、飲み物を十分に摂ることができないとお乳を止めることはもちろんできないので、搾乳したりして飲ませてあげましょう。
授乳は確かに大事な親子のスキンシップですが、それ以外でも親の愛は子どもにきちんと伝わります。ママが痛みで顔をしかめながらお乳を上げるより、その分、ニコニコ笑いながらたくさん抱っこする方が子どもにとってもいい影響を与えると思います。
お乳をあげられないことを気にやまなくて大丈夫ですからね。
断乳のすすめ
それでは実際に断乳をしていきましょう。
- 断乳日を決める。
- 断乳に向けて授乳回数を減らす。
- 断乳日を迎えたら、乳房のケアをする。
まずは断乳日を決めましょう。
1日の授乳回数が5回なら、5週間先くらい。
回数が4回なら、4週間先くらいの日にちを設定しましょう。
理由はのちほど。
次に授乳回数を減らしていきましょう。
ママのおっぱいが、授乳回数の減少で、作るお乳の量を減らすのに3日ほどかかります。
なので、1日の授乳回数を1回減らすのに、1週間ほど時間をかけていくといいです。
3回、2回、1回と減らし、断乳が完了したら、お乳のケアをしましょう。
お乳が張る時は、自分の手でお乳の張りを均一にし、ハリがひどい場合は自分で絞るよにしましょう。
断乳でのNG行動!!
①周囲に影響されて焦ってやめようとする。
②準備期間なしで急にやめようとする。
③授乳回数が減ってお乳が張っているのにさくにゅうしない。
④ママひとりで頑張ってしまう。
この三つはよくやりがちなNG行動なので注意しましょう。
①周囲に影響されて焦ってやめようとする。
自分の子育てが合っているのか不安になる気持ちはよくわかります。ですが、
「よそはよそ。ウチはウチ。」です笑
やめる必要性がない場合は無理してやめなくていいです。
②準備期間なしで急にやめようとする。
いままでもらえてたのに、きゅうになくなったらきついわ。
我が子のこんな声が聞こえてくるので避けましょう。
③授乳回数が減ってお乳が張っているのにさくにゅうしない。
たしかにしぼったら、あらたにお乳が作られ、いつまでもやめれないじゃない!と思う気持ちもわかりますが、痛い場合は無理をしないで。徐々に減らしていきましょう。
じゃないと、お乳が炎症おこします。
④ママひとりで頑張ってしまう。
全国のパパさん、ここが頑張りどきです!!!
寝かしつけやお風呂をママとしていると、どうしてもお乳を思い出し、我が子がせがみます。そりゃそうじゃ!子どもは何もわるくない!笑
そんな時は、お父のついていないパパがお風呂や寝かしつけをするようにしてみるのもいいです。家族みんなで頑張りましょう笑
最後にやりがちな事例も紹介しましたが、こういうプロセスで断乳を進めていくと、親子にできるだけ負担なく断乳ができると思うのでお乳トラブルで悩みの方は試してみてください。
【参考文献:後期のひよこクラブ春号2023 Benesse Corporation】