絵本は親子の最高のコミュニケーションなのだ!
みなさん、自分の好きな絵本ってありますか?
僕は「じごくのそうべえ」が好きです笑
みなさん、それぞれお好きな絵本があると思います。
好きな本について少し考えてみた時に、ストーリーが好きなのはもちろんなんですが、
みなさん、意外に、誰がいつ、どんな時に絵本を読んでくれたか。という状況の懐かしさも含めてその絵本を選んだりしていませんか?
子どもたちにとっての絵本とは、大好きな大人との一対一の関係に意味があるんです。
親子で寄り添いながら読み聞かせてくれたあの感触。
時には優しい声で語りかけたかと思えば、面白おかしく読んでくれたり。
大好きな大人が私のためだけに読んでくれている。自分にだけ集中してくれている。という実感。
子どもたちにとって、全部を事細かに覚えてはおらずとも、心の深いところでは、格別大きな幸福感として残るものなのです。
他にも想像力が養われる。言語能力が高まる。感情が豊かになる。集中力があがる。などの効果もありますが、子どもの人格にすら影響を与える「幸福感が得られる。」と言う点が一番大きいのではないでしょうか。
絵本には大きく分けて2種類ある!
絵本には大まかに言うと、「物語絵本」と「科学絵本」の2種類のものがあります。
「物語絵本」とは、その字の如く、くまさんやぐりとぐらが出てくるような空想のお話です。バリエーションも無限大でとても面白いですよね。
子どもたちは3歳くらいになると、絵本というものを認識してページをめくる喜びを覚えます。
しかし、この頃はまだ現実世界とお話の世界の境があいまいで、絵本の中の登場人物は「友達」のような存在として捉えています。そんな調子で「かさじぞう」を読むと、おじいさんを知っている人のように捉え、なおかつお地蔵さんのことを大切にしていてえらい!という感想が出てくるのです。
「物語絵本」では、日常生活ではできないことを体験し、他者の気持ちを考えられるように子どもたちはなります。
一方、「科学絵本」とは、実際の事柄や現象に基づいて書かれた絵本です。例えば「しずくのぼうけん」という絵本では、村のおばさんのバケツから飛び出したしずくの旅を通して、水の特性や生活での利用などお話仕立てで教えてくれます。
子どもたちは5,6歳になると、自分の関心を持ったものへの探究心が強まり、図鑑で調べたりするようになります。
いきなり図鑑!というのはハードルが高くても、絵本を通して、知識を得て、そのあと実物を触ってみたり、確かめたりして知識を増やし、世界を広げていく。科学絵本にはそういった良さがあります。
物語絵本にも科学絵本にも優劣などはありません。我が子の興味や関心に合わせて、親子で一緒に本を選ぶのが一番いいと思います。
また、子どもたちは自分の気に入った絵本を何度も読んでほしいとせがんできたりしますが、同じ本を何度でも読んでくれた!という経験が子どもたちの発達に大きなプラスになるので、読んであげてほしいな。と思います。
それでは、僕はこれから娘に「ぷしゅぷしゅへんしんな〜んだ」を読んできたいと思います笑
参考文献:遊びからはじまる 松崎行代 世界思想社